今でもパーツがリリースされるほどの大人気御長寿エンジンたち
2)日産 SR20DET型
1980年代前半~後半にかけて、多くの日産車に搭載されていたCA型エンジンの後継機として登場したSRエンジンは、89年10月に実施されたブルーバードのマイナーチェンジのタイミングで投入され、2000年代まで使われた息の長いエンジンだった。
ブルーバードに搭載されたときは205馬力であり、91年のマイナーチェンジでS13型シルビアにも同様のスペックのものが採用されている。
80年代の話ではなくなってしまうが、その後もSRエンジンは進化を続け、最終的には2001年にNEO VVLを採用したSE20VET型エンジンが当時の自主規制値MAXの280馬力を発生させるまでに至っている。
3)三菱 4G63型
ランサーエボリューションのエンジンとしても知られる三菱の4G63型エンジンだが、その歴史は古く、1979年の東京モーターショーに展示されたランサーEX2000ラリーターボに搭載されていたところから始まっている。
結局このモデルは海外ラリー参戦のホモロゲーション取得のため、欧州で限定販売されるにとどまったが、その後はスタリオンなどにも搭載されている(日本では当初G63Bと呼ばれていた)。
そして1987年にはギャランVR-4がデビュー。これはランエボの前身モデルとも言えるもので、モータースポーツ参戦のベースとしてのキャラクターも持ち合わせていた。デビュー時は205馬力だったパワーも、改良ごとに220馬力、240馬力と向上していったのだった。