この記事をまとめると
■運転が下手な男性は女性ウケが悪いという印象がある
■しかしそれはイメージに過ぎず事実とは異なるという
■このような差異が生まれる理由について考察する
男女で「運転上手」の基準が異なることが多い
その男性が彼氏候補であるナシにかかわらず、女性のコミュニティでは「あの人は運転が下手らしい」「運転すると人が変わるらしい」「事故を起こしたらしい」などという噂はすぐに広まるものです。「運転が上手な男性は女性の扱いも上手だ」というような都市伝説的なもののせいか、やはり「男性たるもの運転くらいは上手であって欲しい」という、本能的な願いがそうさせるのか。ただ単に、女性同士で男性の噂話を共有したいだけかもしれませんけどね。
でも、だからと言って運転下手のレッテルを密かに貼られた男性がモテるかモテないかとなると、「話は別」という場合が多いのが不思議なところです。今回はそれがなぜなのかを探ってみたいと思います。
まず基本的な認識として、男性が思う「運転上手」と女性が感じる「運転上手」は微妙に異なる点が挙げられます。男性はスピードを出し、カーブでは思い切りGをかけて曲がり、キビキビとメリハリのある運転が「うまい運転」だと思っているフシがありますが、横に乗っている女性からするとそれは「下手な運転」もしくは「荒い運転」という印象になります。
とくに、マニュアル車でそれをやられると最悪。シフトチェンジのたびにGがかかり、カーブでは大きく体を持っていかれ、ブレーキで完全停止するたびに首がガクンとなるなんて、自分の気持ちよさしか考えてない自己チュー野郎、ということになってしまうのです。
逆に、女性が感じる「うまい運転」とは、なんのショックもなくスーっと加速し、じわりと荷重移動してしなやかにカーブを曲がり、ブレーキングではちょうど速度が0km/hになると同時にフワっと止まる。たとえ、膝の上にショートケーキを載せておいたとしても、落ちる心配がないような、そんなシルキーな運転です。そんな運転ができる男なんているの? と思うかもしれませんが、真摯に運転の鍛錬をしている一流のドライバーなら、できます。そして大事なのは、こういう運転が本当の「うまい運転」なのだと知っている男性だということです。