この記事をまとめると
■主要装備に隠れてるが1度使うと手放せない装備が最近では標準化されつつある
■運転をアシストしてくれるものが多く疲労度経験に効果あり
■未装備だったり、隠れていることがあるので、購入前に確認したり、説明書をよく見ること
影に隠れがちだが使ってみたら手放せない装備
ネット検索をすればなんでも情報が手に入る時代ですから、クルマを購入する前にはあらゆることを調べ尽くして、納得してから購入する、という人も多いと思います。でもクルマには、ネットやカタログに大きく紹介されている装備だけでなく、一見地味であまり注目されないような装備もたくさん。他車とちがう魅力をアピールできるような装備に目を奪われて、購入する時にはそんな装備があることも知らなかったようなものが、いざ購入後に毎日乗ってみたら、意外に便利で役に立ったという話もよく聞きます。
今回はそんな、買うときはまったく気にしてなかったのに、使ってみたらもう手放せないくらい、便利な装備たちをご紹介したいと思います。
1)オートブレーキホールド
まず1つ目は、電子制御パーキングのクルマが増えてきて、最近では軽自動車にも装備されることが多くなった、「オートブレーキホールド」。スイッチをONにしておくと、信号待ちなどで完全停止したあとに、ブレーキペダルから足を離してもそのまま停止保持を続けてくれて、再発進したい時にはアクセルペダルを踏めばそのまま走り出せるという機能です。
長い信号待ちの時に、ずっとブレーキペダルを踏み続けているのって、けっこう疲れるものですよね。少しの時間でも、足の力を弱めてリラックスできると、とてもラクで疲れ方にも差が出ます。また小柄な女性などは、コインパーキングで駐車券を取る際などに手が精算機に届かないことがありますが、オートブレーキホールド機能があれば、足を離しても大丈夫なので思いっきり手が伸ばせるという利点もあります。
購入時にはオートブレーキホールドがついてることさえ気がづかなかったという人も、一度使ってみると「こりゃ便利」と毎回使うようになることが多い装備です。
2)シートメモリー機能
2つ目は、ちょっと高級なクルマについていることが多い、シートメモリー機能です。昔は2〜3人分のシートの位置を、スイッチの番号に記憶させて、乗車したらその番号を押すだけで自分に最適なシートポジションが再現されるというものでした。
最近はそれぞれが持つキーに記憶させて、ロック解除と同時にシートポジションが再現されるようなシートメモリーがあったり、顔認証機能があるクルマでは、顔の記憶とその人のシートポジションが連動していて、スイッチなどを押さなくてもシートポジションが呼び出せるようになっています。自分専用のクルマであれば、それほど便利さは実感しないかもしれませんが、これが家族で共用するクルマの場合は、人によって最適なシートポジションはバラバラなので、他の人が乗った後に自分が乗る時には、もしシートメモリー機能がないクルマだと、また1からシート調整をしなければならず、かなり面倒。
ロングドライブの時に途中で乗り換える時なども、自分に最適なシートポジションがすぐに再現できるので、もうこれがついてないクルマには乗れないなと感じるほどです。