この記事をまとめると
■走行中によく目にするのはクルマのリヤビュー
■テールランプはリヤビューを決める上で大切なデザイン要素
■デザイン的な特徴が溢れているテールランプのクルマ5台を紹介
「国旗」モチーフもあれば「爪痕」もある!
ドライブしている時にイヤでもずっと見ることになるのが、前を走るクルマのテールランプですよね。何気なく見ていることが多いと思いますが、クルマの後ろ姿を決める上で大きな要素になるので、クルマのデザイナーもかなり力を入れてテールランプをデザインしていることが多いです。
最新の技術を使うものもあれば、そのクルマにゆかりのある土地やモノ、動物、デザインテーマにまつわるモチーフを取り入れたりと、凝ったデザインも結構あるものです。昼間と夜間とではまた印象が違うテールランプもあるし、じっくり見てみるとけっこう面白いものなんですよね。
そこで今回は、見つけたらラッキー!? 同乗者と盛り上がれるおしゃれすぎるテールランプのクルマたちをご紹介したいと思います。
1)MINI
1台目は、日本でも大人気でたくさん街中を走っているMINIシリーズ。クラシックMINIの思いを受け継いでBMWが開発・製造・販売を手がけるようになってから20年になりますが、そのテールランプにはなんと、クラシックMINIの故郷であるイギリスの国旗、ユニオンジャックがデザインされているんです。ブレーキを踏んでいない時でも、うっすらとそのデザインがわかりますが、ブレーキを踏むとより鮮明になるので、思わず助手席の人と「かわい〜!」とテンションあがっちゃうかも。
ちなみに、信号待ちなどで近づいた時にチェックしてみて欲しいのですが、じつはテールランプのデザインは、パッと見ると左右対称に思えるのですが、よ〜く見ると左右非対称なんです。これは、本物のユニオンジャックが左右非対称のため、それを忠実に再現しているとのこと。このこだわりが、MINIらしいところですよね。
2)プジョー208
2台目は、フランス生まれのコンパクトカー、プジョー208。エンブレムを見ればわかるとおり、プジョーと言えば「ライオン」なんですが、この208のライト類はすべて、ライオンの牙や鉤爪をイメージしたデザインになっています。
ヘッドライト同様に、テールランプにも3本の爪がモチーフになっているので、その意味を知るとだんだん208が走る猫科の猛獣に見えてくるかも? 現在、508のヘッドライト以外はすべてのモデルがこの鉤爪モチーフになっていますが、モデルによって少しずつデザインが変わっているので、いろんなプジョーを見比べてみるのも楽しいと思います。