1周回って新鮮! いまになってマニアが探し求める「ヒネリ系」SUV3選 (2/2ページ)

世に出るのが早すぎた斬新スタイリングなクロスオーバーSUV

2)ホンダHR-V

 オデッセイやステップワゴンといった名車を生んだ「クリエイティブムーバー」の続編としてホンダがリリースした「J(ジョイフル)ムーバー」シリーズのひとつとして1998年に登場したHR-V

 ベースとなったのはコンパクトハッチバック車のロゴであったが、大径タイヤの装着などによって大きく嵩上げされた最低地上高を持っており、今見ても唯一無二の独創的なフォルムを持っていた。

 当初は3ドアモデルのみだったが、のちに実用性の高い5ドアモデルも追加。この5ドアモデルは単にドアの枚数を増やしただけではなく、しっかりホイールベースも100mm延長されている点はさすがと言える。

 なお、日本では1世代で消滅してしまったHR-Vではあるが、海外の一部地域ではヴェゼルがHR-Vの名前を受け継いでおり、現在は2代目ヴェゼルが3代目HR-Vとして登場しているのだ。

3)トヨタ・ヴォルツ

 多くの人にとっては馴染みのないヴォルツというクロスオーバーSUVは、トヨタとGM(ゼネラルモーターズ)が共同開発したモデルであり、日本では2002年8月に販売がスタートしていた。

 一方の海外ではGMからはポンティアックブランドからヴァイブとして販売がされていたほか、北米トヨタからはマトリックスという名前で販売されていた。そしてややこしいことに、日本向けのヴォルツはヴァイブがベースとなったエクステリアとなっていて、マトリックスは当時の北米カローラに近いルックスになっていた。

 そんなヴォルツは、クロスオーバーSUVでありながら、セリカにも搭載されていた190馬力を発生する1.8リッターエンジンの2ZZ-GE型と6速MTを組みあわせたホットバージョンが用意されていた。

 新車当時はそのキャラクターが理解されず短命に終わったヴォルツではあるが、その日本車離れしたルックスに魅せられたユーザーは状態の良いヴォルツを探し彷徨っているとかいないとか。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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愛車
日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
趣味
長距離ドライブ
好きな有名人
ザ・リーサルウェポンズ

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