ボンネットを開けたら「あれ? ない……」 最近のクルマから消えた装備3つ (2/2ページ)

いざ使おうとしたら、そのままでは使えないパーツもあるので注意

2)シガーソケット&シガーライター

 古くから自動車のインストゥルメントパネルに備えられてきたシガーソケット&シガーライター。しかし、近年では喫煙者の減少なども相まって、灰皿を標準装備する車種も一部の商用車のみとなり、それに伴ってシガーソケット&シガーライターも「アクセサリーソケット」へと姿を変えてしまった。

 ちなみに従来のシガーソケットはアクセサリーソケットとして電源供給に使うことができるが、アクセサリーソケットをシガーソケットとして使用するには注意が必要だ。

 なぜかというと、アクセサリーソケットはシガーライターのように高温になることを考慮していない作りになっていることが多く、アクセサリーソケットにシガーライターを挿入すると発熱によって変形したり、最悪は車両火災に繋がったりする可能性もあるのである。

 そのため、シガーライターを使用する場合は、耐熱のシガーソケットも同時に装着することが望ましい。

3)ディスチャージヘッドランプ

 HID(High-Intensity Discharge)ランプやキセノンランプとも言われることがあるディスチャージヘッドランプも最近では聞かなくなったアイテムのひとつだろう。

 ディスチャージヘッドランプは一般的なハロゲンバルブに比べて明るい上に、消費電力が少なく長寿命というメリットがあった。しかし、光が安定するまで時間を要することやバラストと呼ばれる安定器が必要なこと、そして水銀を使用していることなどもあって徐々に利用されることが減った。

 のちに水銀を使用しない水銀フリーのHIDバルブも登場したのだが、従来のHIDバルブとの互換性がない点や、すでにLEDバルブが実用化されつつあったこともあり、現在ではほとんどがLEDヘッドランプに置き換えられてしまっている。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
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長距離ドライブ
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