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預けると数日で合格して帰ってくる! 車検はそもそもどう行われているのか? (2/2ページ)

預けると数日で合格して帰ってくる! 車検はそもそもどう行われているのか?

この記事をまとめると

◼︎無車検や自賠責切れは重い罰があるので注意

◼︎新車は車検を受ける必要がない

◼︎認証工場で車検は受けられるが近年不正が目立っている

無車検は「知らなかった」「忘れてた」では済まされない!

 クルマを維持していくなかで、避けて通れないのが車検だ。車検がないまま走ると、違反点数6点、6カ月以下もしくは30万円以下の罰金となる。また、自賠責保険が切れていると、無保険車運行として、違反点数6点、1年以下の懲役、または50万円以下の罰金。実際は車検と自賠責の両方が切れていることが普通で、そうなると違反点数6点、1年6ヵ月以下の懲役、または80万円以下の罰金となり、かなりの重罪だ。任意保険についても支払いがされない可能性もあるなど、いずれにしてもちょっと切れても大丈夫などと、思わないほうがいい。

 この原稿を読んでいる方で、車検を忘れたとか通さないということはないだろうが、車検というのはどこで検査を行っているのかご存じだろうか。詳しい方なら知っているだろうが、なんとなくディーラーなどに頼んで、数日すると上がってくるというイメージしかないと、実際どうやって取得しているのか、知らないかもしれない。

 とりあえずあまり詳しくない人でも思い浮かぶのが、各地にある陸運支局、いわゆる車検場だろう。ラインに並んで、検査員がチェックして順番に通していくイメージだ。

 しかし、すべてのクルマがここで取得しているわけではない。もしそうだったら受検車両で溢れ返って、スムースに検査ができなくなってしまう。車検を通すだけで、何日もかかるということになりかねない。

 では、どうしているかというと、まず新車はそのままナンバーを付けるだけ。自動車メーカーが完成検査を行って合格していれば、車検にもパスできる状態ということになるのだ。

 以前、不正が発覚して、車検を通し直すという事態にもなっていたのは、この新車の完成検査での問題だった。つまり車検に合致していると認められない状態(クルマ自体には問題はなかったが)で出荷してしまったというわけだ。

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