短命に終わったけど、人気が再燃してるクルマも
3)クロスロード
初代モデルはランドローバー ディスカバリーのOEMモデルという特異な成り立ちを持つクロスロード。2代目モデルは初代モデルが終売してからかなり時間が経った2007年に登場した。
2代目クロスロードはOEMモデルではなく、ホンダが手掛けたモデルであり、全長4300mmを切るコンパクトなサイズでありながら、3列シートを備えた7人乗りのクロスオーバーSUVとなっていた。
しかし、当時はまだクロスオーバーSUVブーム以前で、コンパクトな3列シート車としてはストリームが存在し、クロスオーバーSUVはCR-Vが存在していたことでキャラクターが中途半端となり、わずか3年半ほどで販売を終了。時代の波に乗れなかったのが悔やまれる意欲作だった。
4)ライフ(2代目)
360cc時代の初代は別物としても、Nシリーズが登場するまではホンダの軽自動車のボトムラインを担う存在だったライフ。それだけに短命だった印象はないかもしれない。
しかし、1997年4月に登場した2代目ライフはわずか1年半の98年10月までという短期間の販売となっていたのである。
その理由は1998年10月に軽自動車規格の改訂があり、ボディサイズが拡大されたこと。そのため、3代目モデルではしっかり新規格に対応したボディサイズとなっているのだが、じつのところはビッグマイナーチェンジに近いものだったと言っても差し支えないだろう。
とはいえ、車両型式はJA4からJB系へと変更されており、搭載エンジンもE07A型からE07Z型に置き換えられるなど進化するべき点は進化しているため、見た目だけのお色直しというわけでもなかったのだ。