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いま千葉県がクルマの聖地になろうとしている! ポルシェもコーンズも「走行施設」に千葉を選んだワケ (2/2ページ)

いま千葉県がクルマの聖地になろうとしている! ポルシェもコーンズも「走行施設」に千葉を選んだワケ

この記事をまとめると

■木更津市と南房総市にポルシェとコーンズのドライビング体験施設がオープンする

■南千葉はアクアラインを使えば抜群にアクセスがいい

■スポーツカー本来の性能を楽しめる場所を提供するのが目的

ポルシェとコーンズが相次いで施設を開業

 今年10月にオープンする「ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京」は木更津市に作られる。また、コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッドが2022年末開業予定の会員制ドライビングクラブ「THE MAGARIGAWA CLUB」は南房総市に位置する。

 最近千葉県に、クローズドコースを核としたスポーツカーライフを楽しむための複合施設が相次いで生まれようとしている。これにはいくつかの理由があると考えている。

 まずは立地の良さ。千葉県は首都圏の一部であり、東京都に隣接している。加えて東京湾アクアラインが開通し、通行料金はETCを使えば800円に値下げされたことで、県南部へのアクセスが抜群に良くなった。

 袖ケ浦市にある袖ヶ浦フォレスト・レースウェイの存在も外せない。東京都心からアクアラインを使えば約1時間で行けることもあり、多くのイベントが開催されている。レースはしない僕でさえ、試乗会などで何十回も訪れているほどだ。

 この袖ヶ浦スピードウェイを作ったのは、環境庁長官や法務大臣も務めた元国会議員の中村正三郎氏。中村氏は1960年代の日本グランプリにロータス・エランで出場していたほど、モータースポーツに造詣が深い。
日本でサーキットの建設を喜ぶのは一部のクルマ好きぐらいで、多くの人はうるさい、不良のたまり場になるなどの理由で敬遠しがち。そんな中で、国務大臣まで務めた重鎮でありながら、モータースポーツに理解のある中村氏の存在は、クルマ文化を育むうえでプラスに働くはずだ。

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