275馬力のアグレッシブな姿を世界初公開! 新型スバルWRXが北米でついにベールを脱いだ! (2/2ページ)

走りだけでなく内外装もアグレッシブに大進化

 さて、新型WRXは、中身だけでなく見た目も大変貌を遂げている。エクステリアは、ヘキサゴングリルを起点とした立体的な造形で、ワイド&ローを強調するフロントバンパーのデザインや力強く張り出したフェンダーが、今にも走り出しそうな躍動感を表現。

 フロント・リヤフェンダーのスポーツサイドガーニッシュやサイドシルスポイラーなどには、空気の流れを整えるヘキサゴンパターンの空力テクスチャーを採用。フロントフェンダー後部、リヤバンパー後部にはエアアウトレットが設けられ、パフォーマンスカーならではのデザインを実現しつつ、コーナリング時や高速走行時の操縦安定性を高めている。

 また、インテリアは、黒を基調にレッドステッチを排したものとなり、新型WRXのアグレッシブでスポーティなパフォーマンスを表現。インストルメントパネル中央にはセンターインフォメーションディスプレイが配され、さまざまな機能が集約されている。前後席は、それぞれのショルダールームが拡大されており、とりわけ後席は延長されたホイールベースの恩恵を受けて、ゆったりとくつろげる空間となっている。

 そして一部グレードにはRECARO社と共同開発した新デザインのRECAROシートを採用。従来型よりさらに体格保持性能を高め、スポーツドライビング時のドライバーの姿勢をしっかり保持してくれるようになった。

 もうひとつ、スバルといえば安全・快適装備にも定評があるが、新型WRXにも新世代アイサイトが「スバルパフォーマンストランスミッション」搭載車には標準設定されている。電動ブレーキブースターが組み合わせられたことで、プリクラッシュブレーキの作動領域が拡大さただけでなく、ステレオカメラの広角化によって認識範囲を拡大。従来型では先行車を捕捉できなかった急なカーブでも追従走行を継続できるようになっただけでなく、割り込み車両もより早いタイミングで認識してくれるという。

 このように、全面的に大幅な進化を果たした新型スバルWRX。北米での発売は2022年を予定。日本での発売に関してはアナウンスがないが、大いに期待して続報を待ちたい。


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