「違反」もあれば「死傷」の危険もある! 走行中のクルマの同乗者のやってはいけない「寝方」とは (2/2ページ)

行儀が悪いだけではなくかなり危険です

・ダッシュボードに足を乗せて寝る

 これは行儀が悪いだけでなく、やっぱり危ない。背もたれが起きていてシートベルトを締めていたとしても、足を前に投げ出した姿勢では、シートベルトが腰骨を通らず、腹部の前を通るので、追突したとき、ベルトで腹部を圧迫されることに……。

 また、助手席エアバッグがついているクルマだと、エアバッグが開いた拍子に、思わぬ怪我をすることにもつながる。

 ちなみに筆者の知人は、助手席でダッシュボードに足を乗せたまま寝てしまい、その車が追突事故を起こして、フロントガラスが足跡の形で2箇所割れたという経験の持ち主がいる!!!

・かなり前かがみになって寝る

 眠くなって、ウトウトしてくると、だんだん前に首が垂れ下がっていき、かなり前屈みの姿勢になってしまうのはよくあること。

 でもクルマの助手席などで、こうした姿勢で寝てしまうと、追突したとき、エアバッグがかなり至近距離で炸裂し、エアバッグで大きなダメージを受けることも……。

 またインストゥルメントパネルの上や前に、スマホやその他のものを置いておくと、追突時に飛んできたり、エアバッグで吹き飛ばされるリスクもあるので避けよう。

 今回は助手席での危険でNGな「寝方」をいくつか紹介した。ドライバーは安全運転を、そして助手席のパートナーはくれぐれも正しい寝方を意識して、ドライブを楽しんで(?)いただきたい。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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