この記事をまとめると
■日本メーカーが作っているが海外でしか売られないモデルがある
■そのなかには日本でも売って欲しいと声があがるモデルも
■この記事では具体車種を挙げて解説する
STIはブランド戦略のためにS209をアメリカ専売に
最近、ネットニュースで、あっと驚くような新型車発表の記事が載っていることがよくあるのだが……。その多くが海外市場での専売車で、「なんで日本でも売ってくれないの?」と思うユーザーが少なくないのではないだろうか。そんな海外専売モデルのなかから気になるモデルをチョイスしてみた。
まずは、スバルのSTIのコンプリートカー「S209」だろう。日本でのWRX STIはEJ20ファイナルエディションを持って現行モデルは終焉した。ところが、アメリカでは北米WRX2021年モデルがSTIを含めて販売が延長され、さらにS209を投入するという大盤振る舞いだ。
これについてSTIでは「アメリカでのSTIは、日本や欧州のようにブランドとしての認知度が低く、モデルでのグレードのひとつという見方がある。そうした状況を打破するため、北米専用にS209を仕立てた」と説明する。
スバルでの北米専売車では、日本では今秋に発売のアウトバックの特別仕様車、「アウトバック ウィルダネス」がある。アウトバックをリフトアップし、フロントフェンダーやタイヤフェンダーは本格的なクロスカントリーの雰囲気。X-MODEも専用制御となりタフな走りが可能となっている。
同じアメリカでは、トヨタのピックアップトラックが気になる。