ステーションワゴンのバックドアも多種多様で選ぶのが楽しい!
ステーションワゴンのバックドアにも特徴的な開け方がある。かつての日産ステージアや、BMW3シリーズツーリングのように、バックドアのウインドウ部分だけでも開閉できるステーションワゴンのバックドアもある。使ってみると、意外に便利。ペットをラゲッジスペースに乗せ、止まっているときに、リヤウインドー部分だけ開けて、換気をし、外の景色を眺めさせてあげることもできたりする。
また、フランス車のユーティリティカー(元々は働くクルマ)、ルノーカングーや、ミニ・クラブマンのなどのバックドアは、左右に開く観音扉式が採用されている。メリットとしては、片側だけでもサッと開けられる便利さがあり、動物、ペット関係の仕事をしている人に愛用者が多いのは、跳ね上げ式バックドアを全開すると、中にいるペットが、人の体の隙間から脱走する可能性が高くなるのだが、この観音開き式だと、片側だけ少しずつ開けることで、人の体でペットの脱走をブロックすることができるという。ちなみにカングーの観音開き式バックドアを全開にした時の、車体後方に必要なスペースは955mmと、思ったほど小さくはない。もっとも、全開にしなくても小さな荷物の出し入れは可能だから、バックドアとしての使い勝手はなかなかと言っていい(ひさしにはならないが)。
結論として、ステーションワゴンのリヤウインドウ部分だけ開くタイプ、ハイルーフゆえにどうしてもバックドアが巨大になるボックス型ミニバンでは、ステップワゴンのわくわくゲートのサブドアが実際の使い勝手面で超便利だと、個人的には思っていたりする(愛犬と暮らし、ドライブする機会が多いこともある)。