この記事をまとめると
■トヨタ・カリーナは初代〜4代目まで千葉真一氏がCMキャラクターを務めていた
■「足のいいやつ」のキャッチコピーのインパクトが絶大
■カリーナと千葉真一氏はクルマとCMキャラクターのイメージが見事に融合された好例
千葉真一氏とカリーナのキャラクターが見事にマッチ
日本でのアクション俳優の草分け的存在であった、千葉真一氏が8月19日に亡くなられた。まずは心からご冥福をお祈りしたい。
TBS系ドラマの「キイハンター(千葉真一氏が出演した大人気アクションドラマ)」は、まだ筆者は幼稚園に入るか入らないかの年齢だったので、かすかに記憶している程度であり、千葉真一氏の作品では、映画なら「戦国自衛隊」、テレビドラマなら「影の軍団シリーズ」を懐かしく挙げることができる。また、ハリウッド映画となるが、いまでは世界的なシリーズ映画となっている「ワイルドスピード×3 TOKYO DRIFT」では、反社会的勢力の組長役で出演していたのも記憶に新しい。
しかし、千葉真一氏でもっとも印象深く記憶しているのは、トヨタ・カリーナのCMキャラクターを務めていたことである。トヨタ・カリーナは1970年12月にデビューしている。車格はカローラとコロナの中間的位置付けであった。セミファストバックスタイルに、当時は高級車の証であった、丸目4灯式ヘッドライトを採用していた。
そして、千葉真一氏のアクティブなアクションスターとしてのキャラクターとともに、「足のいいやつ」というキャッチコピーのインパクトが大きかった。カリーナは、2ドアスペシャルティクーペのセリカと同時にデビューしており、キャッチコピーの「足のいいやつ」は、メカニズムの多くをセリカと共有しているところに由来している。
カリーナは初代が7年ほど続き、1977年8月に2代目、1981年9月に3代目がデビューしている。3代目まではFRとなり、3ドアクーペ(3代目)、2ドアハードトップ(初代、2代目)、ステーションワゴン(3代目)、ライトバン(初代、2代目、3代目)などボディバリエーションも豊富であった。
※画像は2代目カリーナ