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最近多い豪雨災害! クルマはどのぐらいの「深度」までなら走ってもいいのか? (2/2ページ)

最近多い豪雨災害! クルマはどのぐらいの「深度」までなら走ってもいいのか?

この記事をまとめると

■30cm前後の深さなら走れる場合が多いが、低速で走らないとダメージが大きい

■目安としてはサイドシルのよりも低い位置まででやめておくのが理想

■床上浸水すると修理費が高額になる傾向にあるので怪しい時は運転を控えるべき

そもそもクルマは、どこまで浸水しても走ることができるのか

 秋の気配を感じることが増えている今日この頃だが、まだまだ台風への備えは怠れない時期だ。また、最近では気候変動の影響なのかゲリラ豪雨に見舞われることも増えている。いずれにしても道路などの排水性能を超えた雨量となると浸水被害が心配される。

 そうしたときに雨水の溜まった道路を、水しぶきを上げながら走るクルマの映像などがニュースで流れることも多い。はたして通常の自動車というのは、どのくらいの水深までは走ることができるのか? そして水に浸かってしまうとどうなるのだろうか。

 通常のクルマでは水深30cmあたりが走行の可否を左右するといわれている。目安としてはサイドシル上部の高さくらいまでは走行可能といえる。そのため、ロードクリアランスの大きなSUVなどでは80cmを超えて走ることができるモデルもあるが、いずれにしても10~30km/h程度の低速で走ることが重要だ。速度を上げるほどさまざまなリスクは大きくなる。

  

 それは水の抵抗は無視できないくらい大きいからだ。低速では問題なくとも、ちょっと速度を上げてしまうとバンパーやナンバープレート、ラジエターなどに想像以上の負荷がかかってしまい曲がるなどの損傷をしてしまうことがある。

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