■現行モデルの詳細スペックをおさらい
最高出力177馬力、最大トルク300N・mを発揮する、新開発の1.8リッターターボエンジンを採用。ボディサイズは全長4755mm×全幅1795mm×全高1500 mm。駆動方式はAWDのみ(アクティブトルクスプリットAWD)だ。燃費はWLTCモード総合で13.6-7km/L。
グレードは「GT」(310万2000円)、「GT-H」(332万2000円)、「STI Sport」「GT EX」(348万7000円)、「GT-H EX」(370万7000円)、「STI Sport EX」(409万2000円)を展開し、EXの付くグレードでは「アイサイトX」、ドライバーモニタリングシステム、コネクティッドシステム「SUBARU STARLINK」、インフォテインメントシステム(音声入力端子付)が標準装備される。
「アイサイトX」はレヴォーグで初めて実現された注目の技術だ。準天頂衛星「みちびき」やGPSがクルマの位置を正確にとらえ、さらに3D高精度地図データがその先の道路を把握。これにより高速走行時に、快適なレーンキープを実現しながらカーブ前で減速したり、渋滞時のハンズオフ走行をアシスト。またウインカーひとつで周辺車両を検知しながら自動でレーンチェンジを行う、アクティブレーンチェンジアシストも含まれる。
またSTI Sportグレードを有するのも特徴のひとつだ。STI SportとはSUBARUのモータースポーツ活動を統括するSTIとともに開発された最上級グレード。よりスポーティな走りや内外装デザインが実現されている。
走りについてはZF製の電子制御ダンパーや、5つの走行モードが選択可能なドライブモードセレクト、専用の225/45R18タイヤ&18インチアルミホイールを採用。外装は専用のグリルやバンパー、内装はボルドー/ブラックで仕立てた本革シートなどを採用し、高次元の走りを予感させるルックスとなっている。
■新型レヴォーグ人気の理由
人気の理由1)コストパフォーマンスの良さ
先進的な技術や内外装を実現し、アイサイトVer.3については全車に標準装備されているにもかかわらず、価格は310万2000円から、またハンズオフ運転などができるアイサイトX搭載モデルで370万7000円から手に入れることができるとなると、コストパフォーマンスは高いと言えるだろう。
人気の理由2)最新技術の搭載
アイサイトXや車内の縦型モニターなど、スバル車のラインアップのなかで先進装備の先駆けモデルとなっているため、注目度が高いと考えられる。
人気の理由3)ステーションワゴン
かつてはブームを巻き起こし、各メーカーから多くの車種が登場したが、いまや絶滅危惧種となってしまったステーションワゴン。しかし多くの荷物を搭載することができるうえに車高が抑えられる分、スポーティな走りを可能とするステーションワゴンを好む人がいるのも確かだ。
■記事まとめ
コロナ禍でクルマ移動に注目する人が増えるいま、積載性と走行性を兼ね備えたステーションワゴンというジャンルであり、スバルの先進技術を有するレヴォーグにぜひ注目してみてほしい。