毎回・毎月の安全運転評価で安全運転を促す
これまでの自動車保険は、「事故を起こした人」に安心を届けることがサービスの主眼となっていたが、「トヨタコネクティッドカー保険」では、テレマティクス技術を活用したサービスを提供することで「事故を起こさない人」にも付加価値(予防安全)を提供していくことを目指しており、契約者の運転状況に応じた「安全運転診断サービス」をタイムリーに提供することで、ドライバーに安全運転を促し、交通事故を未然に防ぐことも試みられている。
具体的には、1回の運転ごとに、スピード・アクセル・ブレーキの各挙動の5段階評価およびその結果を総合した安全運転スコア(100点満点)をお知らせし、安全運転を促進。さらに、安全運転スコアはマンスリーで評価され、そのスコアに応じて毎月の保険料の割引率が決定することになる。
さらに、これまでは事故が発生した場合、事故を起こした本人が保険会社に連絡をする必要があったが、「トヨタコネクティッドカー保険」では、大きな衝撃を検知した場合、専用の「自動通報受信デスク」から「安否確認コール」を行い、必要な諸手配をスピーディーに行うことで、事故を起こした人の負担を減らすことを可能にしている。
あいおいニッセイ同和損保では、この運転挙動反映型テレマティクス自動車保険の提供開始から2020年9月時点で3.5万件の契約を獲得するなど好評を博しており、また、従来保険に比べ、約2割の事故削減を実現しているという。
対象となる車両は、トヨタのコネクティッドカーのうち、トヨタが定める走行データが取得できる車両。
三井住友海上、東京海上、損保ジャパンでの取扱いは、2022年1月1日以降始期契約が対象で、2021年10月に保険募集を開始する予定。対象車両にお乗りの方は、安全で安心なクルマ生活を送るために導入を検討してみてはいかがだろうか。