トヨタもフェラーリも同じ土俵で熱戦を繰り広げた
3)トヨタ 2000GT
輸入スーパーカーが中心のサーキットの狼に置いて国産車はチョイ役がほとんど。そんな中にあってトヨタ2000GTはハーフのレーサーである隼人ピーターソンの愛車として登場している。
ただ隼人ピーターソンは、ドライビングテクニックは優秀でありながら、勝つためには手段を選ばないヒール役であり、2000GTもレース中にクラッシュしてしまうという憂き目に遭ってしまっている。
4)フェラーリ ディーノ 246GT
元警察官の沖田がステアリングを握っていたディーノは、不良青年を数多く公正させた「青少年の父」と呼ばれる矢田部が貸与したもの。
沖田がレース中に病死したあとは主人公の風吹に託され、流石島レースではディーノ206コンペティツィオーネ風のディーノ レーシングスペシャルへと改造がなされ、フェラーリ308GTBのV8エンジンが搭載されていた。
これ以外にもカウンタックLP500Sやフェラーリ512BB、ランチア ストラトス、デ・トマソ パンテーラGT4など、数多くのスーパーカーたちが登場したサーキットの狼。
今見ると荒唐無稽な描写もないわけではないが、当時はかなりリアルな自動車漫画として多くのファンを獲得していた。
もし読んだことがないという人は、ぜひ一度読んでみてはいかがだろうか。40年以上前の作品とは思えないほど熱中してしまう可能性も大いにある名作なのだ。