この記事をまとめると
■トヨタは週休二日制をと繰り返し祝日は長期休暇に振り替える
■これをトヨタカレンダーと呼ぶ
■関連・周辺企業もトヨタカレンダーに合わせるケースが多い
工業製品を効率よく作るには効果的
2021年は東京オリンピック2020の関係で祝日が移動しました。カレンダーと実際の祝日がズレたことで驚いたなんて経験をした人も少なくないのでは?
それはさておき、仕事の関係でそもそも祝日とは無縁という人もいたりします。それがトヨタやその関連企業で働いている人です。彼らが使っているカレンダーは、通称「トヨタカレンダー」と呼ばれています。
トヨタカレンダーは4月からはじめる翌年3月まで年度のカレンダーとなっているのも特徴で、左端が月曜日で右側に日曜日がくるレイアウトになっているのも特徴といえるでしょうか。
といっても非常の法則的でなんら特別なカレンダーではありません。休日が土日だけになっているのがトヨタカレンダーの特徴です。
とにかく淡々と5日稼働2日休みを繰り返しています。こうしたカレンダーを用いることはクルマのような工業製品を効率よく作るには効果的といえるでしょう。たとえば工場を2日稼働して1日休みが入って、また2日稼働するというのは効率が悪くなりがちです。
そこで、祝日を年末年始、ゴールデンウイーク、お盆休みといった長期休暇に振り替えることで、こうした一定のペースを可能にしているのです。