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うっかり荷物で塞ぐとクルマにダメージ! 知らない人多数の「ハイブリッド車」の「バッテリー冷却口」の重要性 (2/2ページ)

うっかり荷物で塞ぐとクルマにダメージ! 知らない人多数の「ハイブリッド車」の「バッテリー冷却口」の重要性

この記事をまとめると

■ハイブリッド車にはバッテリー冷却用の通気口が備わっている

■荷物等で塞ぐとエラーを起こすばかりかバッテリー寿命を縮める可能性も

■通気口は埃の除去などメンテナンスも必要

あまり目に付かないけど、うっかり塞ぐとデメリットだらけ!

 HVカーに乗っていて、もしかすると気づいていない車内の鬼門の場所がある。それは例えばHV専用車のプリウスやヴェゼルe:HEVモデルなどのHVモデルの場合、後席右左端のどちらかにある(または助手席下)。というのは、そこにはHVカーの心臓部とも言えるHVバッテリーを冷却するための空気吸い込み口があるのだ。新車時にセールスマンから説明を受けなければ、単なる換気口、通風孔ぐらいにしか思わないのではないか。いや、右のリヤドアを開けた時に、よーく観察しなければ気づかない部分かも知れない。特別に目立つようにあるわけではなく、そこに何の注意書きもないからだ。

 しかし、HVカーのような大容量のバッテリー搭載車では、バッテリーの劣化がクルマの寿命、メンテナンス費用を大きく左右する。バッテリーは過熱がトラブル、ダメージの原因になり、だからこそガソリン車にはないバッテリー冷却用の空気吸込み口がわざわざ用意されているのである。

 ここで、ならば車外(ボディの外側という意味)にあったほうが、風が当たりやすく、バッテリーの冷却に適しているのではないか?という意見もあるだろう。その点について、以前、プリウスの開発責任者に聞いたことがあるのだが、夏場を含め、走行中にエアコンを効かせている車内(乗員が快適な空調環境)にあるほうが、安定した冷却が可能なのだそうだ(車外では雨の影響も受けやすいかも)。

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