デカくて極悪燃費でキワモノ扱い! それでもかつて日本で「バカ売れ」した3台の「アメ車」 (2/2ページ)

所ジョージさんの雑誌で紹介されて大ヒット!

 次は、1980年代末から1990年代初頭のGMのシボレーアストロだ。

 アストロのカスタマイズブーム到来は、当時のネコ・パブリッシングが発行した雑誌で、所ジョージ氏がプレゼンターとなりアメ車を含めたアメリカンカルチャーを紹介したのが、アストロブームの火種となった。日本ではまだ、アルファード登場前であり、アストロが日本のミニバン文化の基礎を作ったともいえる。

 当時、筆者は米カリフォルニア州ロサンゼルス近郊に居住していたが、アメリカ本国でのアストロはあくまでも商用車であり、カスタマイズする人が稀だった。日本でのアストロカスタマイズは日本固有のブーム。そのブームに乗ろうと、当時1ドル80円台の超円高で、北米から日本向けのアストロの並行輸入が大ブレイク。筆者の知り合い数人もアストロ景気でお蔵が建った。

 もう1台は、2000年代初頭に登場したハマーH2だ。

 H2は実質的にシボレー・タホの兄弟車であるため、見かけによらず走りが良い。当時、アメリカ各地や日本国内で乘る機会が多かったが、カスタマイズ市場では大径ホイールのサイズがどんどんエスカレートしていった。

 さて、今後も日本で売れるアメ車は出てくるか? 直近では、フォード・ブロンコが最有力候補かも?


桃田健史 MOMOTA KENJI

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愛車
トヨタ・ハイエースキャンパーアルトピア―ノ等
趣味
動物たちとのふれあい
好きな有名人
聖徳太子(多くの人の声を同時にしっかり聞くという伝説があるので)

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