費用は嵩むが楽しくなること間違いなし!
3)ECU
エンジンの空燃比や点火時期をコントロールするコンピュータも効果の大きいアフターパーツ。空燃比や点火時期の最適化でパワー&トルクがアップするのはもちろん、電子制御スロットルのプログラムにも手を入れることで、レスポンスがよくなったり、アクセルワークに対する不自然な反応が解消されたりして、気持ちよくなりドライバビリティも向上する。場合によっては、ノーマル以上に燃費がよくなることも!
ただしECUチューンは、チューナーの考え方、経験、スキル次第で結果が大きく変わるので、たしかな技術を持った信頼できるチューナーに依頼することが条件となる。
4)車高調サス
わかりやすいという意味では、サスペンションの交換も実感しやすい。
ダンパーはオイルの流動によって減衰力を得る仕組みだが、このオイルが熱で劣化し、長期間使うと粘性が落ちてくる。そうした疲れたダンパーを新品に変えるとリフレッシュ効果は非常に大きい。
とくに、ダンパーだけでなくスプリングもセットで、しかも車高もいじれる車高調に交換すれば、コーナリングやスタビリティ、乗り心地も変わるし、見た目もローダウンでかっこよくなる。
ものによっては乗り心地が悪くなったり、美味しい領域が狭くなって、使い勝手が悪くなる可能性もあるが、最近の傾向では、スポーツサスでもガチガチなセッティングは少数派で、しなやかな動きでロードホールディングを重視し、ストリートでも不満のないアシが増えている。これも評判のいい実績あるメーカーのものを選ぶのが重要。
交換時には、アライメントの調整も必要なので、足まわりのプロショップに依頼すること。
5)マフラー
マフラー交換も定番のチューニングだが、パワーアップ面より、音の違いがわかりやすいパーツ。最近は音量規制が厳しいので、保安基準対応のマフラーでは、音量自体大きくなることはないが、音質は各メーカーそれぞれこだわっているので、音のチューニングは楽しめる。
マフラーメーカーのHPを開くと、装着前後の音を比較できる動画などもあるので、いろいろ聞き比べてみるといい。排気効率の向上で、パワーアップも期待できる。
その他
その他、軽量ホイールなどは乗り心地がよくなるので効果がわかりやすいパーツといえるし、エアロパーツなどもワークス系ブランドのように風洞実験を行なったり、CFDで解析したりして、ドレスアップ効果より空力的効果を狙っているパーツなら、高速道路などでも十分に性能を感じられるはず。
タワーバーやロアアームバーなど、ボディ補強アイテムも、やり過ぎなければフィーリングがよくなる。
また少し古いクルマであれば、ヘッドライトを最新の明るいLEDに交換すると、夜間の安心感が変わってくるのでおすすめ(カットラインが出る精度の高い保安基準適合品)。
逆にブレーキパッドなどは、耐フェード性の高さは重要だが、純正パッドと極端に効き味が違うパッドは使いづらい(例:初期制動の強すぎるパッドなど)。