FFスポーツの常識を変えた偉大なる1台が登場!
そんな3代目インテグラの最大のトピックはやはり「タイプR」がNSXに続いて設定されたことだろう。
3ドアと4ドア両方に設定されたタイプRは、200馬力まで高められた1.8リッターのB18C型エンジンをはじめ、そのままサーキットに持ち込んでも通用するほどのサスペンションや、快適性を犠牲にしてまで実施した軽量化など、レーシングカーと見まがうほどの過激さで、世界一曲がるFFという称号を得るほどのものとなっていた。
そして2001年には現時点では最後となる通算4代目へとモデルチェンジ。時代の流れには逆らえず、3ナンバー化と2リッター化がなされ、歴代でもっとも大きなインテグラということになった。
4ドアモデルはラインアップから外れ、グレードもタイプRとiS(のちにタイプSとなる)の2グレードと、クーペ需要縮小の影響をまざまざと見せつけられた格好となった。
結局4代目インテグラは2006年秋に生産を終了し、気づけばすでに15年が経過していしまっているわけだが、来年登場する新型インテグラはどんなモデルになるのか期待して待ちたいところだ(日本に導入されるかも不透明であるが)。