クルマと原付のいいとこ取り!
このミニカー、法律的には曖昧で、125ccのピンクナンバーのバイクが原付二種と小型自動二輪とそれぞれ呼ばれるのと同じように、まず道路交通法では自動車扱いで、道路運送車両法では原付扱いとなる。
ミニカーのメリットはこのふたつのいいとこ取りが多くて、まず自動車なので二段階右折は不要で、ヘルメットもかぶらなくてOK。法定速度も60km/hと、性能的には原付きにも関わらず、大幅に緩和されるのはメリットとして大きいだろう。また原付き扱いという点では、シートベルトを装着しなくていいし、車検や購入時の車庫証明も要らない。また税金も安い。
もちろん、デメリットもあって、高速道路や自動車専用道は走れないのは仕方がないとして、問題は免許だ。自動車になるので、普通自動車免許が必要。ベース車では運転できた原付免許ではダメになり、自動二輪でも運転はできない。積載量に関しては原付きと同じ30kgのままとなる。
メリットはかなり大きいが、だからといってミニカーを購入する動機としては薄いというのは正直なところある。仕事に使ったり、荷物を運ぶことが多いなど、ライフスタイルや目的に合えばミニカーを購入するというのが自然なように思える。