あるディーラーでは「節電モード」を推奨
東京隣接県のとある新車ディーラーのセールスマンいわく、「最近車両盗難が多くなっています。新車ディーラーの店舗に置いてある試乗車なども狙われているとのことで、その管理を厳重に行うようにと本社から指示を受けています」とのこと。
さらに話を聞いたセールスマンのディーラーでは、機会あるごとにお客にスマートキーでの施錠時には、「節電モード」を使って愛車のロックをするように伝えているそうである。
例として、トヨタ及びダイハツのスマートキーでは、リモコンの施錠(ロック)ボタンを押しながら、解錠(アンロック)ボタンを2回押すと、スマートキーの赤いランプが4回点滅し、これで節電モードでの施錠が完了となるそうだ。
このように節電モードで施錠すると、電波を遮断することになるとのこと。スマートキーは、スマートキー本体をポケットに入れるなどして携帯していると、スマートキーだけでなく、クルマからも電波が出ており、お互いに電波を受信することで、ドアハンドルを触ったりするだけで施錠または解錠することができる便利なものだが、この電波を悪用して“リレーアタック”と言う方法で、解錠して当該車両を盗み出すという方法での車両盗難事件が全国的に多発している。そこで節電モードで施錠することで、リレーアタックによる車両盗難から愛車を守ることができるのである。
節電モードで施錠した場合は、解錠する時にはスマートキーの解錠(アンロック)ボタンを押さないとロックが解除できないので注意してもらいたい。