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消えるNSXの最後を飾るのが「タイプR」じゃなくて「タイプS」? じつは日本とは違った北米での「タイプS」の扱い! (1/2ページ)

消えるNSXの最後を飾るのが「タイプR」じゃなくて「タイプS」? じつは日本とは違った北米での「タイプS」の扱い!

NSXタイプSはただの特別仕様車ではなくスペシャルなモデル

 2代目NSXの最後を飾るモデルとして先日発表された「タイプS」。日本仕様の詳細は明らかになっていないが、北米仕様では新たなエクステリアデザインを採用しただけでなく、エンジン出力の向上やバッテリー容量の拡大、シフト応答速度の高速化など、ただの特別仕様車ではなくスペシャルなモデルであることが発表されている。

 一部では「タイプR」がラストを飾るとも言われていたが、今回は「タイプS」という名前となっているわけだが、そもそも「タイプS」とはどんなグレードだったのだろうか?

 ホンダ車に初めてタイプSが設定されたのは1996年11月に登場した5代目プレリュード。SiRグレードにも搭載されたH22A型2.2リッターVTECエンジンをさらにチューニングし、220馬力を発生。

 さらに左右への駆動力配分をコントロールし優れた旋回性能を実現するATTSやアクティブコントロールABSなどを装着し、高い動力性能を誇るモデルとなっていたが、ベースとなったプレリュードが優雅なスペシャリティクーペというキャラクターだったためか、タイプRではなくタイプSの名前が与えられていた。

 その後はNSXやインテグラ、アコードといったモデルにタイプSグレードが設定されていたが、どれもカリカリのスポーツモデルではなく、スポーティな走りも楽しめる快適なモデルといった位置づけとなっていた。

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