消えるNSXの最後を飾るのが「タイプR」じゃなくて「タイプS」? じつは日本とは違った北米での「タイプS」の扱い! (2/2ページ)

タイプSはアキュラブランドの高性能モデルに与えられる名前

 一方、NSXの主戦場である北米ではやや事情が異なり、タイプSが初めて登場したのは2001年モデルのアキュラCLだった。

 ベースのCLに比べて35馬力も出力が向上されたエンジンを搭載していたタイプSだったが、ホンダの高級車ブランドであるアキュラであることもあってどちらかというとラグジュアリーさがウリとなっていた。

 その後もアキュラブランドのTLやRSX、TSXなどに設定され、今年の6月にはTLXにおよそ13年振りにタイプSが設定されたことも話題となった。

 つまり北米市場においてタイプSは、アキュラという高級車ブランドのハイパフォーマンスモデルに与えられる名前であり、BMWのMシリーズやアウディのSシリーズのようなプレミアムハイパフォーマンスブランドという位置づけと言える。

 それだけに北米市場で販売される“アキュラ”NSXの有終の美を飾るモデルが「タイプS」であることにも合点がいくだろう。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
趣味
長距離ドライブ
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