歩行者を考慮して配置を決めているケースも
2)歩行者側からマフラーを遠ざける
マフラーは排気ガスの出口のため、できるだけ歩行者から避けようという考えがある。左側通行の国産車は、右出しマフラーが多く、右側通行の国で生産された輸入車には左出しマフラーが多いのはことためといわれている。
3)縦置きエンジンの影響
縦置きのフロントエンジンの場合、日産のRBシリーズやSR20、トヨタの4A-G、3S-Gなど、右吸気、左排気のレイアウトだと、マフラーも左出しになるのが普通(2JZを積んだ80スープラや、3S-Gを積んだアルテッツァなど、逆の例もある)。
横置きエンジンの場合、前方排気でも後方排気でも、あまりマフラーの出口の位置には影響しない!?
また最近のクルマは、音量規制が厳しくサイレンサーの容量を大きくする必要があり、なおかつ最低地上高をクリアしつつ、オーバーハングも短くするため、サイレンサーを横置きにする場合も多く、そうしたクルマは2本出しを選ぶことも。
さらにパイプの加工精度が上がったことで、デザインの優先度が高まり、出口の向きや本数が多様化してきているのが現状だ。