売れるかどうかは一か八か! 勢いで売りに出した名車たち
クルマというものは、家の次に高価なものと言われるだけに、買う方としてはかなり慎重になるものだ。一方、自動車メーカーとしてもリスクが高く、何億、ときには何十億という開発費をかけて発売して鳴かず飛ばずということもありうる。
最近は、グローバル展開ということもあって、相当マーケティングなどに力を入れることから失敗作はないものの、過去を振り返れば、勢いで出しちゃいました的なモデルはあったりした。失礼ながら、売れると思ったのかな、なんていうものも……。
今回はよく考えて出したとしても、傍から見ると、勢いで出ちゃったクルマを集めてみた。
1)マツダ・ユーノスコスモ
パブルによる好景気がまだ続いていた1990年に登場したのがこちらで、あとにも先にもこれだけが、市販車唯一無二の3ローターを搭載していた。
よく言われるように燃費は3km/L程度。スタイルはマツダデザインの真骨頂で、当時としては斬新だったが、見た目からもわかるように車内は狭かった。
2)三菱パジェロエボリューション
1997年に登場したのが、パジェロベースのこちら。
パリダカ向けのホモロゲモデルだったので実際は勢いで出しちゃったクルマではないが、一般ユーザーとしては、パジェロもエボか!? となんでもエボ化に湧いたものだ。