じつはマツダの発明じゃない! スズキも作っていた! バスもトラックもバイクもあったロータリーエンジン搭載車 (2/2ページ)

マツダはバスとトラックをスズキはバイクを発売

 ちなみにヴァンケルエンジンのライセンスを取得したメーカーはマツダだけではなく、国産メーカーではトヨタ、日産、スズキ、ヤマハ、カワサキに加えてヤンマーまでもが取得していた。また、海外ではメルセデス・ベンツやアルファロメオ、GMにフォードのほか、ポルシェも取得していたのである。

 この中でスズキは4輪車ではなく2輪車にロータリーエンジンの搭載を模索しており、実際に1974年に「RE-5」という日本初のロータリーエンジン搭載バイクを市販している。ただし、日本では販売の認可が下りずに海外専売モデルとなっていた。

 コスモスポーツをロータリーエンジン搭載の量販市販車第1弾としてリリースしたマツダは、2代目ファミリアにもロータリーエンジン搭載車を設定。さらにカペラやルーチェといったセダンや、フラッグシップモデルのロードペーサー(ホールデン プレミアがベースの大型セダン)にまでロータリーエンジンを搭載していた。

 ロータリーフルラインアップを目指したマツダは、1974年にマイクロバスであるパークウェイにもロータリーエンジンを搭載した。

 そのほか、海外向けのピックアップトラック、Bシリーズ(日本名プロシード)にもロータリーエンジン搭載車を設定し、名実ともにフルラインアップが完成したのである。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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愛車
日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
趣味
長距離ドライブ
好きな有名人
ザ・リーサルウェポンズ

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