通りかかった瞬間から街の主役間違いなし!
パワーや足まわりのしっとり感などは乗ってみないとわからないもの。もっと言ってしまえば、「スゲー、カッ飛んでいった」というのはあるにしても、フィーリングなど、乗り手に訴えかけるものは乗らないとわからないだけに、周囲の人には関係ないと言えば関係ない。その点、デザインというのは、見る者を釘付けにする力があるというのは、なにもクルマに限らず、日用品から芸術品まですべて共通だ。今回は見ただけで、性能を問わず、心に刺さるクルマを集めてみた。
1)日産 エスカルゴ
Be-1から始まって、パオ、フィガロと続く、日産のパイクカーシリーズは今や伝説となっているほどだが、そのスピンオフ的に登場したのがエスカルゴだ。
3モデルが出てから登場したと思うかもしれないが、登場は1989年なので、パオと同じ年に発売され、2年間だけ販売された。その名のとおり、カタツムリみたいに丸くて、キャビンまで続いているのは凝っているところだ。
2)いすゞ ビークロス
モーターショーで大人気となって、1997年に登場した。コンセプトはスペシャリティカーとSUVの融合で、サイバーなデザインは当時GMにいた奇才、サイモン・コックスさんがベースを担当。
日産でも手腕を発揮した中村史郎さんが取りまとめをした。コンセプトカーがそのまま発売されたとよく言われるが、実際のところは、急ごしらえだったショーモデルに対し、市販モデルではかなり違っていた。