この記事をまとめると
■過去から現在に至る自動車業界人がこぞって買った栄誉あるクルマたちを紹介
■自動車業界人は走ることが大好きでスポーティなクルマを愛車にしていることが少なくない
■自動車業界人は愛車として輸入車を所有している人が圧倒的に多い
業界人が愛するクルマはどれも名車揃い
生活のほぼすべてが新車を含むクルマとの付き合いになっている自動車評論家や、自動車専門誌の編集者、クルマの撮影を専門とするカメラマンなど、自動車業界人は、いったいどんなクルマに乗っているのだろうか?
ここでは、過去から現在に至る、自動車業界人が”こぞって買いまくった”栄誉あるクルマたちを紹介したい。自動車業界人はクルマ好きである前に、走ることが大好きだ(自動車評論家にはレーサーも多い)。よって、スポーティなクルマを愛車にしていることが少なくない。ポルシェ911、フェラーリなどのスーパースポーツカーはもちろん、MRの運動性能に惚れて、ポルシェ・ボクスターを代を重ねて愛車にしている自動車評論家もいたりする。
国産スポーツカーでは、初代ユーノスロードスターから今日に至るマツダ・ロードスターは、そのコンセプト、買いやすい価格(初代)、ライトウェイトオープンスポーツの走りの楽しさから、業界人がこぞって愛車にした1台。
とくに初代ロードスターは、各自の個性を生かしたドレスアップ、チューニングに熱心で、また、気軽にサーキット走行を楽しめたクルマでもあった。
国産最高峰のハイパフォーマンスマシンの日産GT-Rのオーナーもけっこういる(主に自動車評論家兼レーシングドライバー)。
自動車評論家って、儲かるもんなんですね……。一方、トヨタ86といった、比較的身近なスポーツカーの愛用者も多く、もちろん、こだわりあるドレスアップ、チューニングで個性を出し、モータースポーツに参加している業界人も多い。ただ、その上位に位置する、開発責任者が同じ新型スープラのオーナーは、業界にあまりいない(と思える)のが不思議である。
初代トヨタ・セルシオも、高額車ながら、自動車業界人がこぞって手に入れたハイエンドサルーンだった。世界の自動車メーカーを驚愕させた驚異の静粛性、滑らかな走りは、一般ユーザーはもちろん、自動車業界人にとっても「日本車の新たな世界、一歩」を体験するのに最適だったのである。