目指したのは「世界最高峰のクルマ」のさらに上
プレミアムカーブランドのベントレーの一部門となっている世界最古のコーチビルダー「マリナー」が、究極の4ドアラグジュアリー グランドツアラーで、マリナーでは初となるハイブリッドのベントレー、新型フライングスパー マリナーを発表した。
このモデルのパワートレインは、V6ハイブリッドパワートレーン、V8エンジン、圧倒的トルクを発揮するW12の3つから選べる。
エクステリアには、マリナー専用22インチホイール。グレーのペイントにポリッシュ仕上げ、車輪が回転しても角度が変わらない、セルフレベリングホイールキャップが付属。「ダブルダイヤモンド」フロントグリルとクローム フロントロワーグリルに、マリナーブランド入りビスポークウィングベントと、サテンシルバー塗装のミラーキャップが装着され、アイコニックなベントレーのフライングBは、電動でイルミネーション付き、フライングスパー マリナーにはジュエルフューエルキャップとオイルキャップも装備されるというまさに特別な1台。
インテリアには、開発に18か月もかかったというラグジュアリーな「ダイヤモンド・イン・ダイヤモンド」のインテリアキルティングが施された刺繍が装備される。
運転席のLEDインストルメントパネルは、クラシックなベントレーのテーマを引継ぎながら、スタイリッシュな新しい限定マリナーグラフィックを追加。ベントレーローテーションディスプレイ、スポーツペダル、ヒーター付きデュオトーン3スポークステアリングホイール、パノラマ式サンルーフなども装備され、まさに至高のグランドツーリングカーだ。
なお、後席用の装備として、前席の背もたれ裏側にはマリナー独自の電動式ピクニックテーブルが収納されており、ボタンを1回押すだけで展開可能な仕組み。オーバーレイが独特なウッド製テーブルは、下ろすと自動的に水平になり、レザートリムの表面にはペンやスタイラスを収納できるくぼみがあり、移動中の作業もしやすくなっている。ボタンを押し続けると、テーブルが優しく元の位置に収納される仕組みだ。
なお、フライングスパー マリナーを購入したユーザーには、ユーザーの選んだキャビンの3色とお揃いのマリナー特製プレゼンテーションボックスに革巻きのキーを入れて進呈。革製キー以外のキー2個もインテリアカラーにマッチしたケースに1個ずつ入れられ、所有感を高めてくれる演出も用意されている。
フライングスパー マリナーの動力性能だが、ベントレー 6リッターW12ツインターボエンジンの場合、フライングスパー マリナーの加速は0-100km/hが3.8秒、最高速度は333km/h。4リッターV8ツインターボエンジンは、最高速度318km/h、0-100km/h加速4.1秒を発揮。新型V6ハイブリッドは、0-100km/h加速4.3秒、最高速度285km/hというスペックだ。
日本でのデリバリーは2022年第二四半期を予定。メーカー希望小売価格はハイブリッドモデル、V8モデルは3350万円、W12モデルは3650万円（税込）となる。
老舗コーチビルダーが仕上げた至高の1台。興味のあるユーザーは注目だ。