クルマ好き女子以外楽しめないチューニングカーはやはりNG……
また、微妙なのがスポーツ系のカスタム全般です。スポコンやレプリカ系は別として、走りを追求したカスタムの場合は、見た目にはあまり女性には見分けがつかないものが多いので、乗らなければまったく問題ないんですよね。でも、一度でも助手席に乗ってしまうと、コーナリングスピードを追求して堅めた足まわりは乗り心地がガチガチでビックリ! なんてことも。
バケットシートは運転席だけならいいですが、助手席までバケットシートになっていると、身体が常にがんじがらめになっていて自由がきかないし、着座位置が低くなるから外はよく見えないし、スカートでの乗り降りもひと苦労。
軽量化のためにインパネやドアの内張を剥がしたり、ロールケージを組んである室内も殺風景で視界が悪く、女性からすると「なんでここまでするんだろう」と理解できないことが多いものです。もし、女性を助手席に頻繁に乗せるならバケットシートは運転席だけにしておいた方が無難でしょう。
そしてスポコン系のカスタムは、女性でも好き嫌いが分かれます。ドアをガルウイングにしているカスタムも多いですが、それを見て目を輝かせる女性もいれば、「ちょっと恥ずかしいかも」と乗るのを嫌がる女性もいます。いずれにしても、女性にはドアの開け閉めが難しいので、男性がエスコートして開け閉めしてあげるのが望ましいですね。
ということで、男の浪漫でもあるカスタム。すべてではなくても、意外にも女性ウケがいいものも多いので安心してください。男性がカスタムにかける想いを語って聞かせてあげたり、苦労して取り付けている姿などを見ている女性は、いくら自分の好みではなくても情が湧いてだんだんカッコよく見えてくることもあります。何はともあれ、まずはポリシーをしっかり持って、理想の1台を作り上げていってほしいと思います。