国産車にも世界に驚異を与えるクルマは存在する!
ボルボの安全性も外せないだろう。世界で初めて3点式シートベルトを導入し、日本のメーカーに先駆けて我が国で衝突回避・被害軽減ブレーキを市場化するなど、このメーカーの安全へのこだわりはとどまるところも知らない。
なかでも最近感心したのが、昨年からすべての市販車の最高速度を180km/hに抑えたこと。安全性が高いメーカーというとメルセデス・ベンツを挙げる人もいるけれど、あちらは速度無制限の高速道路アウトバーンで鍛えた走りをアピールポイントにしたいので、こういう主張はできない。僕はこのアプローチで、ボルボが一歩リードしたと思っている。
ここまで欧州ばかり取り上げてきたけれど、日本が負けているというわけではない。トヨタの耐久性は、世界中の道なき道で活躍しているランドクルーザーを見ればわかる。
スバルの4WDセダンは日本だけでなく北米でも支持されている。
スズキの軽量化もすごい。アルトの600kg台前半という数字は、いまなお驚異的だ。