素人目には「ソックリ」! どれが新しいかわからない「初代から3代目」までのミニの見分け方 (2/3ページ)

オリジナルミニのマーク1を彷彿とさせるグリルが特徴の第2世代

 対して2000年代半ばにデビューしたR55系こと2世代目ミニは、バンパー側の下穴がスリットではなく凹状にエグられることで、グリル穴が上下で繋がって、スッキリ顔に進化。

 フロントグリルを縁取るクロームモール自体もカマボコ型で、オリジナル・ミニのマーク1を彷彿させるカタチになりつつ、パッと見には縦2つ穴がカウントできる。

 この世代は3ドア・ハッチバックとコンバーチブルだけでなく、観音開きのサイドドアをもつ個性的なワゴンボディのクラブマン、フロントスクリーンを寝かせてリヤウインドウも絞ったふたり乗りのクーペ、さらにクーペをベースにしたロードスターも登場。

 だがヒット作は何といってもSUVモデルのクロスオーバーで、さらにSUVクーペの先駆であるペースマンまで派生モデルとして加わった。

 ボンネットが高くフロントマスクも縦に延びた分、バンパー上部のスリットが復活し、二重の台形フロントグリルが認められるのが、第2世代ミニSUVの特徴だ。ちなみにこの世代はアンダースポイラー側の下穴が、グリル穴とほぼ上下対称に開けられている点も、視覚バランス的な長所だ。


南陽一浩 NANYO KAZUHIRO

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