オリジナルミニのマーク1を彷彿とさせるグリルが特徴の第2世代
対して2000年代半ばにデビューしたR55系こと2世代目ミニは、バンパー側の下穴がスリットではなく凹状にエグられることで、グリル穴が上下で繋がって、スッキリ顔に進化。
フロントグリルを縁取るクロームモール自体もカマボコ型で、オリジナル・ミニのマーク1を彷彿させるカタチになりつつ、パッと見には縦2つ穴がカウントできる。
この世代は3ドア・ハッチバックとコンバーチブルだけでなく、観音開きのサイドドアをもつ個性的なワゴンボディのクラブマン、フロントスクリーンを寝かせてリヤウインドウも絞ったふたり乗りのクーペ、さらにクーペをベースにしたロードスターも登場。
だがヒット作は何といってもSUVモデルのクロスオーバーで、さらにSUVクーペの先駆であるペースマンまで派生モデルとして加わった。
ボンネットが高くフロントマスクも縦に延びた分、バンパー上部のスリットが復活し、二重の台形フロントグリルが認められるのが、第2世代ミニSUVの特徴だ。ちなみにこの世代はアンダースポイラー側の下穴が、グリル穴とほぼ上下対称に開けられている点も、視覚バランス的な長所だ。