内装部品は早い段階で製造中止になることも
同様に、内装部品は流用ができない割にはけっこう早く製造中止になる部類だ。ドアの内張りやインパネなどで、内装部品が壊れて機能不全になることはないものの、見た目につながる部分なのでいつまでも気持ちよくリフレッシュして乗りたいという際には困ることがある。ちなみにR32 GT-Rでけっこう早い時期に入手不可になったのは内装関係で、あっさりなくなったと記憶している。
そのほか、エンジンやミッションのオイルシールキットがあればそれを一式ストックしておくと便利。小さなパッキンが製造中止になっていて困ることもある。
メカまわりではショックアブソーバーも車種専用なのでなくなると困るし、最近は交換することも減っているので社外品も少ない。タイプによってはオーバーホールできるが、できない場合は抜けたまま乗り続けるしかないので注意が必要だ。
いずれにしても長く乗りたいなら、今回紹介したモノを中心に、ある程度ストックしておくことが大切だ。中古部品が入手しやすい環境になっているとはいえ、重要なものはみんなが探しているからか、出てこなかったり、出てきても高額だったりすることもある。
猛者ともなると、部品取り車を用意する人もいるが、エンジンやミッションまでもぎ取れるので、結果として安く上がるのは確かだ。置いておく場所が問題だが……。
部品のストック以前に、丁寧な乗り方をすることで、各部の消耗を抑えることができるし、事故や衝突を回避して損傷も防げるので、長く維持したいなら、まずは乗り方から意識したほうがいいだろう。また「一生乗り続けます!」という人に限って手放したりするので、気張らず所有するのもコツだ。