ゴム類は専用部品かつ劣化していくものの代表格
ある人にとってはダメでも、別の人にとっては最高。男女と同様、クルマにもそれぞれに相性があるように思える。そもそも、そんな存在にすべての人が出会えるわけではないのも男女に似ているが、もし出会えたとすると、一生添い遂げたくなる。そんなクルマに出会えたら、何を準備しておけばいいのだろうか?
指定されたメンテナンスを実施するというのは当然として、部品の確保が大切になる。オイルフィルターなどの流用ができるものや、ブレーキパッドのように社外品の供給が多く、最悪の場合は削って加工すれば付けられるようなものは、ストックするに越したことはないが、優先順位は低い。
問題は車種専用部品かつ、劣化していくものだ。その代表格がゴム類で、ウインドウまわりのウェザーストリップや、ドア、ボンネット、リヤハッチなどのフチゴムなどは消耗する割には、各メーカーとも供給ストップが早いから困ることが多い。機能部品としてはエンジンマウントが該当する。そのどれもが、車種ごとに専用なので、流用ができないのも痛い。
さらにレンズ類も大物になってしまうが、可能ならストックしておきたいところ。とくにフロントとテールランプは劣化するだけでなく、事故時に割れてしまうこともある。ボディパネルは最悪、板金すれば修復が可能だが、レンズはゴム類同様に車種ごとに形が違うので流用はできず、自作や加工流用するのがほぼできない部品だ。そういう意味ではかなりの大物だが、ガラス類も同じではある。