差は「単位」にあった! クルマの10万kmが日本では「買い替えの目安」アメリカでは「まだ低走行」の理由 (2/2ページ)

アメリカでは10万「マイル」が区切り

 一方、海外での事情はどうか?

 日本と認識が違うのは”マイル表示の国”であり、その代表はアメリカだ。

 1マイルは1.6kmなので、ひとケタ違いの10万マイルは16万kmである。

 アメリカでも、ひとケタ違いになる前に買い替える人は結構多い。そのため、GMや韓国ヒュンダイなどは、エンジン・トランスミッションなどパワートレインの新車保証が10万マイル(16万km)で対応している。

 アメリカで高走行距離でも高く売れるクルマの代表格は、フルサイズピックアップトラックだ。実際、筆者はダッジ・ラム1500を新車で2万6000ドル(約270万円)で購入し、6年間で8万5000マイル(13万6000km)走行したが、1万2000ドル(130万円)で売却できた。

 また、タクシー、トラック、バスなど商用車については、欧米や日本でも20万km越えは当たり前で、30万kmや40万kmも珍しくない。


桃田健史 MOMOTA KENJI

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トヨタ・ハイエースキャンパーアルトピア―ノ等
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動物たちとのふれあい
好きな有名人
聖徳太子(多くの人の声を同時にしっかり聞くという伝説があるので)

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