古いクルマの泣き所「暗い」ヘッドライト! 誰でもできる対処法5つとその中身 (2/2ページ)

LEDならなんでも最高というわけではない

LEDバルブにする

 ネット通販を見ていると気になるのがLEDのヘッドランプバルブだ。テールランプ用は以前からあるが、最近はヘッドライト用も増えている。ただ、売り文句的には素敵なことが書いてあるが、実際はそれほど明るくないし、チップが光るので光軸が出づらいことも多い。価格も5000円を切るものも珍しくないので、試しに使ってみて、様子を見るのがいいだろう。今のところ、純正と同じように爆光にはならないと思ったうえで判断してほしい。ただ、消費電力が少ないのは魅力なので、テールも含めて適材適所で使用するのがいい。

  

カバーを磨く

 よくある悩みがヘッドライトカバーの曇り。黄ばんできて、透明度が落ちて、ひどいと車検にも通らなくなるが、新品交換は費用もかかる。そこで磨いてコーティングしてみるが、DIY、ブロ施工ともに遅かれ早かれまた元に戻る。蒸気を当てるやつは液剤が猛毒なので注意だ。今、一番確実なのが、クリアでの塗装。専用の塗料が売られているので、手先が器用な人ならトライしてみるといいだろう。厳しそうならプロに頼もう。

番外 リレーハーネスを使用する

 懐かしい人もいるのではないだろうか。リレーを入れて、バッテリーから直接ライトに電気を流すのはその昔、定番だった。本来のスイッチは、リレーに接続して、そこをオンオフするだけになる。無駄に回路を通らないし、太い配線になるので、明るくなるというのが理屈。ボッシュなどの有名メーカーからもキットが出ていた。また、リレーハーネスを入れると、本当に100Wぐらいのバルブを入れることができて、やっている人もいた。ただ、熱で内部が焼けたり、夕立ちで割れたりしたが、それもいい思い出だ。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

-

愛車
フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
趣味
レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
好きな有名人
遠藤ミチロウ、岡江久美子

新着情報