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86&BRZにeK&ルークス! 姉妹車・OEM車の「リセールバリュー」に差は出るのか? (1/2ページ)

86&BRZにeK&ルークス! 姉妹車・OEM車の「リセールバリュー」に差は出るのか?

従来型は希少性が生じてBRZが少し高い

 新型車になったトヨタGR86とスバルBRZは、足まわりのメカニズムなどが部分的に異なるものの、基本的に同じクルマだ。日産ルークスと三菱eKクロススペースも、フロントマスクのデザインは異なるが、機能は共通化されている。選択に迷った時など、数年後に売却する時の金額が高い方を選びたいこともあるだろう。

 売却時の金額は、中古車として再販売する時の価値によって決まる。中古車として高く販売できる車両なら、中古車業者も欲しいから、ユーザーは高値で売却できる。

 そして中古車の価格は、需要に対して流通台数が多ければ安くなり、流通量が不足していれば高値で取り引きされる。

 この点を踏まえて、86とBRZについて、どちらが高く買い取れるのかを買取店に尋ねた。「両車とも(従来型は)高値で買い取られている。86、BRZともに新車価格に対する買取額は同程度だが、直近の状況を見ると、86の流通台数が増えている。BRZは86の3分の1程度だから、希少性が生じてBRZが少し高い」。

 ただし新型の場合は、先代型に比べて、86とBRZの走りの違いが拡大した。新しいGR86は、新型のBRZ、あるいは先代86に比べると、機敏に曲がる特性が強い。走行安定性に影響を与える後輪の接地性は、GR86では相対的に弱まり、ドライバーの運転技術を高めに想定したセッティングになっている。乗り心地もBRZに比べて硬めだ。そこで車名も従来の86から「GR86」に変更した。新型の売却条件は、GR86の新たな市場評価によって左右される。

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