多くが日本専用モデルとなっている軽自動車
軽自動車は、日本でしか新車として買えない・乗れない、いわゆるガラパゴス車。そういうイメージを持っているユーザーが大半だと思う。
軽自動車は戦後、庶民がクルマを持てるように国が考案した、いわゆる国民車だ。エンジン排気量と車体サイズを小さくして価格を抑え、さらに税制でも優遇措置を講じてきた。
1970年代までは商用車というイメージが強かった軽自動車だが、スズキ「アルト」が登場したことで市況は大きく変わった。商用から乗用、また男性だけではなく女性ユーザーも増えた。
さらに、スズキ「ワゴンR」登場でハイト系ワゴンが人気となり、1980年代から2000年代前半まではスズキ vs ダイハツのライバル構図が鮮明になった。
その後、ホンダ「N-BOX」登場で軽市場は激変することになったわけだが……。