この記事をまとめると
■ブレーキランプが過剰に点灯するのは見越し運転の原因であることが多い
■ACCの使用によりブレーキランプ点滅が頻発するという説は考えにくい
■結局、ブレーキランプがやたら点滅するのは、運転があまりうまくないドライバーのせい
ブレーキランプの連灯は周囲にも危険が及ぶ!
ブレーキを踏むと点灯するのがブレーキランプ。目的としては減速を後続車に知らせることで、衝突を防ぐためというのは誰でも知っていることだろう。もしなかったとしたら、事故頻発だ。ただ、問題はやたらとブレーキを踏む、つまりブレーキランプが過剰に点灯することで、パカパカとやたら光るクルマを見かけることがある。
実際に後ろに着くとかなり迷惑で、最初はまじめに一緒にブレーキをかけていても、すぐにただ踏んでいるだけだとわかるので、あまり取り合わなくなるが、とても気になる。本当に制動が必要になったときに遅れる可能性もあって、いわゆる狼少年というのは危険だ。そもそも、ブレーキランプ連灯はなぜ起こるのか?
まず、一番多いのが、見越し運転が甘いこと。アクセルを微妙に調節しながら、前走車に付いていくのが普通のところ、アクセルを強く踏んで加速しすぎてぶつかりそうになるからブレーキを踏む、の繰り返しになるため。上手な人は直前のクルマだけでなく、その先も見ているからなおさらだ。
つまり、車間距離をちゃんと取って、エンジンブレーキで調整するのが苦手な人とも言える。ATが主流になって、エンブレが弱くなったとはいえ、それを見越した車間距離にしたり、シフトダウンを活用しないのも理由で、パドルシフトが付いていても、使ったことがなかったりする。
そのほか、左足ブレーキのドライバーも点きやすい。ただこの場合は、加速しているのにブレーキランプが点いているといった、ただパカパカとブレーキランプが点くのとは少々違ったりする。