AEBの仕組みによっても弱点が異なる!
反対に、衝突の可能性がない場合であっても、
・カーブの途中に標識やガードレール等がある場合
・カーブで対向車とすれ違う場合等
・道路上に金属物や突起物がある場合等
は、運転車が想定しないタイミングでAEBが働くことがあるので要注意。
またAEBの仕組みによっても苦手なケースがある。
・カメラ方式
→カメラ方式は、逆光や悪天候に影響されて適切に認識できない可能性がある。
・ミリ波レーダー方式
→ミリ波レーダー方式は、形やサイズを正確に把握することが難しく、歩行者や自転車などの認識はやや苦手。
・赤外線レーザー方式
→雨・雪・霧などの悪天候の影響を受けやすく、荒天時は適切に認識できない可能性がある。
とはいえ、最近のクルマはこれらの方式を複数組み合わせて、弱点を補っていて、安全性が年々高まっているのは間違いない。
まずは愛車の取扱説明書をよく読んで、AEBの特徴と限界を把握することが肝要だ。
そして、AEBはあくまで補助装置で、いざというとき衝突を回避するのはドライバーの仕事。AEBを過信せず、いつも周囲の安全に気を配りながらハンドルを握ることを忘れずに。