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「踏み間違え事故」防止になるといわれる「左足ブレーキ」! レーシングドライバーが伝える「カート」での習得方法 (1/2ページ)

「踏み間違え事故」防止になるといわれる「左足ブレーキ」! レーシングドライバーが伝える「カート」での習得方法

F1だってGTマシンだっていまや2ペダルが主流

 ドライビングテクニックを語り合う中で、よく話題になるのが「左足ブレーキ」の是非に関することだ。2ペダルのAT車が市販車の大半を占める現代では、誰でも左足ブレーキを試すことができる。

 F1はもちろんF3以上のフォーミュラカーのレーシングマシンはすべて2ペダルとなっていて、GTマシンやTCRなどのツーリングカーカテゴリーでも2ペダル=左足ブレーキが主流になってきている。

 近年、高齢ドライバーだけでなく多くのドライバーがブレーキとアクセルを踏み間違えるという初歩的なミスで悲惨な事故が多発しているが、左足ブレーキを日常的に使っていれば踏み間違いは起こりにくくなるという意見も多い。

 しかし、長年に渡り右足ブレーキでキャリアを重ねて来たベテランドライバーであればあるほど、今から急に左足ブレーキを使えと言われても、脳内シナプスが形成されておらず。すぐに適合するのは難しいだろう。また、2ペダルのAT車でも、あえて左足ブレーキを使えないようにアクセル寄りにペダルをレイアウトしているクルマもある。

 ペダルのレイアウト位置だけでなく、シートのホールド性やドライビングポジションの自由度によっても左足ブレーキの向き不向きがあるのだ。

 では、どのようにして左足ブレーキをマスターすべきか。そして左足ブレーキを使う上で求められる条件とは。

 その答えは「カート」にあるのだ。カートには遊園地などにある「ゴーカート」とレース用の「レーシングカート」がある。どちらも左足ブレーキ、右足アクセルというペダルレイアウト的には共通している。

 現代のF1で活躍しているレーシングドライバーのほとんど全員がレーシングカートからキャリアをスタートしている。彼らはまだ3ペダルのクルマを運転するはるか前、3〜5歳からカートを始めて「左足ブレーキ」に馴染みながら育ってきているのだ。

 遊園地で係りのお兄さんから「ブレーキは左足で。アクセルは右足で」と教わった経験のある方も多いだろう。

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