高級車はやっぱり助手席も超一級品だった!
3)レクサスLS
3台目は、レクサスの上級セダンであるLS。この助手席は乗り込む時からすでに、女性をお姫様扱いしてくれます。
電子制御エアサスペンションに乗降モードがあり、助手席にはクッションサイドアウェイ機能というのがあって、乗り降りしやすい座面の高さと、腰がスムースに滑り込めるように座面の横のクッションを開いてくれるのです。これならタイトスカートのような足が広げにくい服装の女性でも、スマートに乗り降りできることでしょう。
そしてドアを開けるとシートベルトバックルが上昇し、シートに座ってシートベルトを締めるとバックルが下降するという、イージーアクセスバックルも装備されています。また、LSの場合は後席のほうが本当は豪華な装備があるのですが、助手席のシートにもリラクゼーション機能があるんです。クッション内のエアブラダーを膨張させて、背中から大腿部までを押圧してリフレッシュさせてくれます。
そしてオートエアコンと連動したシートヒーター、シートベンチレーションがあるので、真夏でも快適。エアコンは、IRマトリクスセンサー(赤外線人体温度センサー)で体表面温度などを検出して、適した快適さを提供してくれるという素晴らしい機能も。これなら、長時間ドライブに連れて行って欲しいとリクエストされるかもしれないですね。
4)メルセデス・ベンツEクラス
4台目は、女性が憧れる輸入車ブランドのひとつである、メルセデス・ベンツのEクラス。この助手席はぜひ、夜のドライブに座って欲しいと思います。
運転席から助手席までをぐるりと包み込み、64色から好きな色を選んでムーディーな雰囲気を作ってくれるアンビエントライトがとても美しいのです。昼間でも、トンネルに入った時などは光るのですが、ダンゼン夜間のほうがきれいです。また、ほのかに好きな香りで室内を満たすことができるパフュームアトマイザー付きの「エアバランスパッケージ」も嬉しい機能。ウイルスやバクテリアなどを低減・除去する空気清浄機能と高性能フィルターが、室内の心地よさを保ちます。
もちろん、シートは最高級のレザーでゆったりと優雅な座り心地。シート調整のスイッチがドアにあり、シートの形をしていて動かしたいところに触れると、無段階で調整できるのも素晴らしいですね。
最適なシートポジションを記憶させられるメモリー機能が助手席にもあるので、次回のデートからはスイッチを押すだけで、運転席からも「キミのシート位置だよ」と言って合わせてあげることができます。
5)ランドローバー・レンジローバー
さて最後に5台目は、「砂漠の貴公子」の異名をとるSUV、レンジローバー。乗り込む時には、小柄な女性だとややよじ登る感覚の高い位置にあるシートですが、座った瞬間からもう彼女は砂漠のプリンセスです。
大きなフロントガラスだけでなく、頭上にもパノラマルーフが広がり、シートはSUVだということを忘れるほど、贅沢なクッションと丁寧なクラフトマンシップによる仕上げの優雅な座り心地。大きなアームレストもあり、なんと最新のホットストーンマッサージ機能まで!
タッチパネルで選べば、ローリングモードやパスルモードなど、25種類のマッサージプログラムが揃っています。もちろん、ヒーターもクーラもありで、もう至福の時ですね。また、PM2.5にも対応する空気イオン化テクノロジーを駆使して、微粒子やほこり、花粉などを除去。
まさに、砂漠より汚染されているだろう都会のコンクリートジャングルを走るのに、これほど頼もしいクルマはないかもしれませんね。
というわけで女子ウケ抜群の助手席を持つクルマたちをご紹介しましたが、「高いクルマばっかじゃん」と思った人もいますよね。確かにそうなのですが、それには理由があって、助手席に座る女性が知らず知らずのうちに疲れてきたり、不快になるのは、多くが適切なシートポジションに合わせていないからと言えます。背もたれが直立のまま我慢して座り続けたら肩が凝って首が痛くなるし、逆に寝かせすぎると腹筋が辛いし、座面が高すぎるとスピード感を感じやすくて無意識のうちに恐怖で筋肉が縮こまっていたりします。だから高いクルマはシート調整機能にこだわるのです。高いクルマじゃなくても、なるべく助手席の女性がラクな姿勢になるよう、シートポジションを調整してあげるだけでも、ドライブデートはグッと快適になると思います。