クルマは結構隙間だらけ。落ち葉を掃除して錆を抑制しよう
駐車や走る場所にもよるが、すき間部分に枯葉が入り込んでいることがある。小さなものだったり、表面に近いところならそのまま飛んでいってしまうので問題ないが、頑固に付いたままだったりする。モノが枯葉だけに放置してもいいように思えるが、実際は意外にトラブルの原因にもなるので、注意が必要だ。
まず、問題はサビの発生。最近のクルマはすぐにサビが出ることはないので、塗装へのダメージといったほうが適切かもしれないが、溜まった落ち葉に雨水が染み込んでグズグズ状態に。さらに長期間放置している、塗装の劣化につながるから注意したい。旧車だと、実際に穴あきや雨漏りなどの原因になっているから、とにかく見つけたら取り除いておく。
そしてもうひとつ大きいのが、エアコンへの影響だ。ボンネットの後端、つまりワイパーの付け根はダクト状になっていたり、最近のコンシールドタイプだとくぼんでいたりしていて、ここにとにかく落ち葉が溜まりやすい。じつはここはエアコンの外気導入、取り入れ口となっているので、砕けた葉っぱがさらに内部へと入り込んでしまう。
昔のエアコンは使っているうちにすえたような悪臭が漂ってきたが、これは内部に溜まった葉っぱや虫の死骸などが内部で腐ったものが原因だった。最近のクルマは軽自動車も含めて、エアコンフィルターが装着されているので、内部にあるエバポレーターに入り込んでしまうことはなくなったが、それでも配管内部に溜まってしまうし、エアコンフィルターに引っかかったまま悪臭の原因にもなる。
いずれにしても、落ち葉が多い秋にはとくにチェックしつつ、見つけたらすぐに取り除くようにしたい。また洗車時にはボンネットやトランクなど開くところはすべて開けて、見つけたら取っておく。とにかく、落ち葉に限らず、外から入り込んだものはできるだけ排除するのが基本だ。