正式に発表したあとは5年待ちもあり得る!
ランドクルーザーは、世界的に人気の高いモデルであり、前述した年産5000台というのも、ランドクルーザーの生産枠全体の中での、日本向け仕様の生産分と考えてよいようだ。中東では、実用的で“手ごろ”であり、壊れにくいヘビーデューティクロカンとして人気が高いのはあまりにも有名。まさに世界の荒野で活躍しているのがランドクルーザーなのである。
あるトヨタ系ディーラーのセールスマンは、「納期が4年かかると聞くと、なかなかこちらからお客様へ『どうですか』とお薦めすることはできませんね。トヨタ車は比較的納車に時間がかかることが多いのですが、私たちでしっかりフォローしながら販売促進活動をするので、納期トラブルはほとんどありませんが、4年となるとフォローするのもかなり難しいですね」とのことであった。
確認しておくが、4年待ちという納期遅延は正式発売前の話である。予約受注は現車を見ることができないだけでなく、カタログすらないなかで契約していることとなる。当然、「現車を見てから最終的に決めたい」というひともいるので、正式発売直後は受注が当然集中するので、下手すれば5年に納期が延長となるかもしれないというのも冗談ではなくなるかもしれない。存在が日本車離れしているだけでなく、納期遅延もハンパないものとなっている。