再学習も可能! クルマが自動で「乗り手」好みに仕上がっていくイマドキAT車の「学習機能」が凄かった (2/2ページ)

再学習時のコツは「リセット直後に高回転域を連続使用すること」

 この学習機能はリセットすることも可能なので、中古車を購入した人や、吸排気系などをチューニングした人は、一度リセットして素の状態に戻してみるのもひとつの手。学習機能によって、変速タイミングがどう味付けされていたか体感できるチャンスになる。リセットしたとしても、そこから再学習がはじまるので、最初は少々違和感があっても、やがてオーナーの運転にあったマップがチョイスされるので大丈夫。

 ECUチューニングに強いショップで聞いたところ、再学習時のコツは「リセットした直後に、積極的に高回転域を連続使用すること」と教えてくれた。

 最初に高回転まできっちり回せば、あとは普段乗りのシチュエーションからいろいろ合せ込んでくれるらしい。

 もっとも、いつだってゆったりゆっくりしか走らないという人は、そのまま普段通りの走りのままでかまわない。コンピュータが一番燃費によくて、変速ショックが少なく、排ガスがきれいになるマップを選んでくれるはずだ。

 反対に、「最近変速ショックが大きくなった気がする」といった場合は、学習機能をリセットすると症状が改善する場合もあるので、一度ディーラーに相談してみるのもいいだろう。

※バックアップ電源をつながずに、バッテリー交換をすると学習機能がリセットされる場合もあるので要注意


藤田竜太 FUJITA RYUTA

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